■見過ごされがちな〝瘀血〟
最近急速に増えている脳血管疾患や心臓の障害は、発症してからの対応になる事が多いようです。 高血圧症や糖尿病などの生活習慣病の方は、発症リスクが高くなりますが、漢方的に考えると全て〝瘀血の進行〟により発生している言っても過言ではありません。
■血液の“流れる力”と“漏れない力”
漢方では、単に血圧や血液の粘度だけではなく“血液の流れようとする力”と“漏れ出ないようにする力”が上手に相まって、血液がスムーズに流れていると考えます。
この二つの働きが低下して、やがて内臓や血管に影響が出てきて臨界点を超えた時に不都合(瘀血)が起こると考えています。
■瘀血を招く生活習慣と環境
瘀血を増やす要因としては、先ずは食事の栄養バランスの偏りと、もう一つはストレスが大いに関係しています。 他には喫煙・寒冷・猛暑・過労などの要因もあります。 一般的には厄年くらいまでは、生体のパワーで防御しているのですが、40代を過ぎるといろいろな症状となって危険信号がでてきます。 具体的には頭痛・肩こり・腰痛・しこりができる・シミ・黒ずみが増えるなどのサインです。 女性に限っては若い方でも生理痛などの症状が出る方も多く、これも瘀血に関係があります。
■“活血”という《養生》の考え方
漢方には、一時的な抑えではない《養生》の考え方があり、その手段としていろいろな『活血化瘀薬』があります。 本来、年齢とともに溜まってくるものを減らし、健康で美しく過ごすための手段ですが、いろいろな治療薬と併用する事により、より早く快適な方向に向かう事ができます。
また、漢方薬はその方に合った処方を選択する必要があります。 同じような不調でも、その背景や体の状態は人それぞれ異なるので、体質に合ったものを選択する必要があります。 どうぞお気軽にご相談ください。